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『天の女王』

『天の女王』(提供:H&I)


『天の女王』
(エイチアンドアイ 2017.4.10)

――17世紀ヨーロッパの大地。人々の愛と幸せを守るために二人のサムライが走る。正義の剣がうなる。 慶長遣欧使節スペイン居残り組の実在の武士を主人公に、宮廷画家ベラスケスを副主人公に据え、胸躍る冒険の世界と、美と愛を守る戦いを描く、鳴神響一渾身の歴史冒険ミステリーロマン長編!

カバー画は、世界的に活躍する洋画家大和田いずみさんが、原稿を読んで描いた傑作油彩画です!



【物語】

21世紀のセビーリャの街角で、バイラオーラ(フラメンコダンサー)のリディアは、フラメンコをこよなく愛するマドリード自治大学教授シマモトに、先祖伝来のペンダントに刻まれた文字について相談したが、この謎解きの旅が17世紀への扉を開いた ──

── スペインに残留した若きサムライ―小寺外記(こでら・げき)、瀧野嘉兵衛(たきの・かへえ)―が、スペインを取り巻くフランス・イギリス・バチカンなど巨大勢力が陰謀の限りを尽くして繰り広げる権力闘争に、スペインの芸術家たち(宮廷画家ディエゴ・ベラスケス、大劇作家カルデロン・デ・ラ・バルカ)とともに、〝愛″と〝美″を賭して立ち向かう壮大な歴史冒険ミステリー!!

実在の人物たちを核に描きながら、史実には決して現れない物語を紡ぎ出す歴史ミステリーの傑作です。複雑怪奇なヨーロッパの宗教的・政治的な構造を背景に、地中海洋上での大海戦、暗黒の城郭や地下道での死闘、次々と繰り出される秘技・秘術。そして男と女……。想像をはるかに超えた世界が、激しくも切ないフラメンコの旋律とともに時空を超えてよみがえる!!
(H&Iサイトより引用)

装画:大和田いずみ 装幀:安彦勝博



★★メディア等で紹介されました。★★



【毎日新聞に紹介記事掲載】

『天の女王』(提供:H&I)


毎日新聞文化面(2017.6.22夕刊)で『天の女王』をお採り上げ頂きました。

「歴史・時代小説 新人の力作、目白押し 多彩な設定、光る描写」 ――新鋭陣も今年は成果を上げている。木下さんは『敵の名は、宮本武蔵』(角川書店)で第157回直木賞候補。鳴神響一さん『天の女王』(H&I)、天野純希さん『信長嫌い』(新潮社)など枚挙にいとまがない。

今回、直木賞候補の木下昌輝先生。投稿時代に『桃山ビート・トライブ』で大きく衝撃を受けた 大先輩の天野純希先生。
お二人と一緒に「新鋭陣」としてお採り上げ頂いて、とても嬉しいです。

毎日新聞東京学芸部の内藤麻里子さま、ありがとうございました。




【パセオフラメンコに書評掲載】


1984年創刊、世界唯一のフラメンコ専門月刊誌「パセオフラメンコ」(パセオ)7月号「今月のふらめんこ時報」のコーナーで「天の女王」の書評を頂きました。(毎月20日発売)

――とりわけ中盤からの展開が軽快で、一気に読み切ってしまう爽快さ。(中略)画家・大和田いずみによる装画も美しい。(中略)ぜひ一度手に取ってほしい一冊だ。

とのお言葉大変に嬉しいです。
世界に冠たるフラメンコ専門誌でお採り上げ頂けましたことは、大変に光栄です。とてもありがたいです。
小倉編集長さま、関係者の皆さま、心より御礼を申し上げます。




【小説現代に書評掲載】


「小説現代」6月号(講談社)に、文芸評論家の細谷正充先生が『天の女王』(H&I)の素晴らしいご書評をお書き下さいました。(P.303「書評現代」)

ありがたいお言葉の数々に、大きな勇気を頂きました。自信を持って次の作品に全力投球できます。
また、次回作へのご指導も頂くことができました。
お言葉を肝に銘じ、さらに精進を重ねて参りたいと存じます。

細谷先生、本当にありがとうございました。 今後ともご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。




【Yahooニュースに書評掲載】


Yahooニュース(5/19(金) 17:00配信)に文芸評論家の細谷正充先生に頂いた『天の女王』の書評が掲載されました。『ランティエ』6月号掲載されたものです。

細谷先生、本当にありがとうございました。 今後ともご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。




【『ランティエ』6月号に書評掲載】


5月1日刊行の『ランティエ』(角川春樹事務所)6月号「ニューエンタメ書評」のコーナーで、文芸評論家の細谷正充先生に『天の女王』(H&I)の書評を頂きました。

――当時のスペインの状況や、多数の実在人物を組み込んだストーリーも鮮やか。スペインを愛する作者だから書けた良作だ。(抜粋)

ご評価、大変にありがたく、これからの執筆への大きな勇気を頂けました。

「――なお、踵を接するように発売された『影の火盗犯科帳〔三〕伊豆国の牢獄』(ハルキ文庫)も面白かった。鳴神響一、絶好調である。(抜粋)

ご期待に背かぬよう、精進して参りたいと存じます。

★細谷先生には2月22日にご刊行の『歴史・時代小説の快楽 読まなきゃ死ねない全100作ガイド』(河出書房新社)の中でも、拙作『鬼船の城塞』をお採り上げ頂きました。

細谷先生、本当にありがとうございました。 今後ともご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。




【産経新聞に書評掲載】


本日、4月15日(土)の産経新聞朝刊読書面(22面)「編集者のおすすめ」コーナーに、『天の女王』の紹介記事が掲載されました。
H&Iの熊谷弘之編集長が、とても素敵な記事を書いて下さいました。あらためて心よりの御礼を申し上げます!

こちらの産経ニュースのページに、同一記事がアップされています。
お時間の許す方はご覧頂ければ幸いです。

産経新聞には、2014年10月の『私が愛したサムライの娘』、2015年06月の『鬼船の城塞』に続いて三度目の紹介記事を掲載して頂きました。ありがとうございます。
過去記事は産経ニュースの検索ページからご覧頂けます。