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『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』

『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』(提供:幻冬舎)


『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』
(幻冬舎文庫 2017.12.6)

――浪人者にして知の巨人、多田文治郎が解き明かす、密室殺人の驚愕トリック! 超本格時代ミステリ、ここに誕生!(帯コメント)
「柳橋の美少年」とも呼ばれた俊才、多田文治郎が凄惨な六人殺しの謎を解く。



【物語】

浪人者の多田文治郎は江ノ島・鎌倉見物のあと足を伸ばした米ヶ浜で、浦賀奉行所与力を務める学友の宮本甚五左衛門に出会い、対岸の猿島で起きた殺しの検分に同道してほしいと頼まれる。甚五左衛門が「面妖な事件」と評したことに興味をそそられ、承諾した文治郎。酸鼻を極める現場で彼が見たものとはいったい……? 驚天動地の時代ミステリ!(幻冬舎文庫の内容紹介より)

装幀:重原 隆 



★★メディア等で紹介されました。★★



【文蔵6月号に書評掲載】(2018.5.29)

『文蔵』6月号


文芸評論家の末國善己先生に、『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』を「冴える推理と江戸情緒の融合がたまらない15作」にお選び頂きました。
PHP出版の小説・エッセイ文庫誌である『文蔵』6月号誌上の、書影入りの巻頭特集記事です。

――卓越していたのはクローズド・サークルで犯罪を実行した理由に迫るホワイダニット。(中略)時代小説出身の著者にしか書けない世界を作っているので、ぜひともシリーズ化を期待したい。

お言葉大変に嬉しいです。
頂いたお言葉を胸に、シリーズ三作目を頑張りたいと思います。

末國義己先生は、歴史時代小説・ミステリー分野の文芸評論やアンソロジー編纂などでご活躍なさっていらっしゃいます。
心より御礼申し上げます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。




【小説幻冬に書評掲載】(2018.2.27)

「小説幻冬」2月号


文芸評論家の細谷正充先生が、幻冬舎の文芸誌「小説幻冬」2月号誌上に『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』(幻冬舎)の書評を下さいました。

「この新刊がすごい!!」のコーナーで、今回は単独でお採り上げ頂きました。
書影入りで、まるまる一ページの書評ですが、最後の部分だけ引用させて頂きます。

――胸を打たれるラストも本作の魅力だ。シリーズ化希望の一冊なのである。

ありがたいお言葉に、胸が熱くなりました。感激です!
本作のような方向性を、模索していってよいのだという気持ちを新たに致しました。
精進を重ねて、次回作に取り組んで参りたいと存じます。




【日刊ゲンダイに紹介記事】(2018.1.16)


『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』


本日発行の「日刊ゲンダイ」2018.1.17号「文庫アラカルト」のコーナーで、『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』をご紹介頂きました。
書影入りで詳しくご紹介頂き、とてもありがたいです。

日刊ゲンダイデジタルでも、この紹介記事が読めます。

日刊ゲンダイさまには、デビュー当時にインタビュー記事を掲載して頂き、また『鬼船の城塞』をご紹介頂いたこともあります。
いつもありがとうございます。心より御礼申し上げます。
今後とも何とぞよろしくお願い申し上げます。




【ランティエに書評掲載】(2018.1.1)


『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』


文芸評論家の末國善己先生が、角川春樹事務所PR誌「ランティエ」2月号(1月1日刊)誌上に『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』の書評を下さいました。

「ニューエンタメ書評」のコーナーで、書影入りのボリュームのある記事ですが、一部を抜粋引用させて頂きます。

――容疑者が徐々に減っていく中でのフーダニットも、多彩なトリックを使ったハウダニットも、なぜ被害者が集められ、なぜクローズド・サークルで殺されなければならなかったのかに迫るハウダニットも完成度が高く、これらを実在の人物を使いながら描いて見せた著者の手腕は脱帽ものだ。

ありがたいお言葉に、興奮してしまいました。大感激です。
初めての本格ミステリだけに、本当に大きな勇気を頂戴することができました。
さらに精進して、次回作に取り組んで参りたいと存じます。

ウェブで全文読めるようになりました。「ニューエンタメ書評」
※1月17日追記:新聞・出版社の書評総合情報サイト「ブックバン」に掲載。

末國義己先生は、時代小説・ミステリー分野の文芸評論やアンソロジー編纂などで大活躍なさっていらっしゃいます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。




【日本経済新聞で紹介】(2017.12.30)


『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』


日本経済新聞2017.12.30朝刊の「私の3冊」で、文芸評論家の縄田一男先生にご紹介頂きました。

拙著『猿島六人殺し』は、惜しくも次点ですが、4冊目に選んで頂きました。

縄田一男先生は歴史・時代小説の評論については、最も知られるお一人です。
朝日時代小説大賞の選考委員も、長らくお務めになっていらっしゃいます。
中山義秀文学賞の選考委員でもいらっしゃいました。

縄田先生には『鬼船の城塞』単行本版の書評を頂いたご縁で、同作文庫版の解説をお書き頂きました。また「影の火盗犯科帳」シリーズの書評も頂いています。いつもお世話になっております。

縄田先生、本当にありがとうございました。
今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。




【公明新聞に書評掲載】(2017.12.18)


『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』


「公明新聞」12月18日(月)号の「文庫時代小説」のコーナーで、文芸評論家の細谷正充先生が『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』をお採り上げ下さいました。

公明党の機関紙である同紙の読書欄には、有名文芸評論家の先生の書評が次々に掲載されています。本作も6段1/5のボリュームのある記事でご評価を頂き、本当に嬉しいです。

最後の部分を引用させて頂きます。

――この謎の真相を通じて、作者は人の心の奥深くまで、手を差し伸べているのだ。じわりと胸に沁(し)みる読後感も、本書の大きな魅力といえるだろう。

細谷先生、素晴らしいご書評を頂き、深く感謝申し上げます。
次回作への大きな勇気を頂くことができました。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。




【時代伝奇夢中道 主水血笑録に書評掲載】(2017.12.11)


『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』


伝奇時代劇アジテーターの三田主水先生に『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』の書評を頂きました。
皆さまにも、ぜひお読み頂きたい書評です。

――『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』 本格ミステリにして時代小説、の快作

【時代伝奇夢中道 主水血笑録】
――江戸の若き知識人、多田文治郎が、密室殺人の謎に挑む

最後の部分を引用させて頂きます。

――ちなみに本作は、「幻冬舎時代小説文庫」ではなく「幻冬舎文庫」からの刊行。これは時代小説ファンに留まらず、一般のミステリ読者にもアピールするためのものと思いますが――その意気や良し。
 時代小説としてはもちろんのこと、ミステリとしても一級の魅力を持つ本作は、その試みに相応しい作品なのですから。――

三田先生には、過去のすべての作品でご書評を頂いております。
今回作でもありがたいご書評を頂き、本当に感謝しております。




【時代小説SHOWに紹介記事掲載】(2017.12.10)


『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』


「時代小説SHOW」で、文芸評論家の理流(Riryu)さまに『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』(幻冬舎文庫)の書評を頂きました。
とても素敵な書評です。皆さまに、ぜひお読み頂きたいです。

【時代小説SHOW】
「江戸の若き知識人、多田文治郎が、密室殺人の謎に挑む」

最後の部分を引用させて頂きます。

――この作品の面白さの一つは、実在した江戸の文化人の多田文治郎(後の沢田東江)が探偵役を務めるほか、松平駿河守信望、柳生主水正久隆、林門入、二代大谷廣次ら実在の人物が登場します。
幕府の目付として稲生下野守正英(後に勘定奉行)が文治郎と関わっていきます。 本格的な推理小説が満喫できて、文治郎の活躍も楽しみで、シリーズ化してほしい時代ミステリーの誕生です。――

「影の火盗犯科帳」シリーズや『天の女王』に引き続き、今回作でもありがたいご書評を頂き、本当に感謝しております。
次回作への大きな勇気を頂くことができました。
今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。