Home > 作品 > 『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』

『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』


『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』

『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』
(祥伝社文庫 2018.4.12)

――さらわれた公爵令嬢を救え! 手に汗握る大正浪漫活劇 国際謀略に巻き込まれた宮沢賢治が、トロッコを駆り、銃弾の下をかい潜る。

舞台は大正九年(1920)の岩手県。盛岡高等農林学校を卒業した24歳の宮沢賢治が主人公です。若き賢治の熱い思いが、岩手の美しい大地を駆け巡ります。



【物語】

――花巻の正教会で、宮沢賢治のロシア語の師ペトロフ司祭が殺された。現場で犯人を目撃しながら誤認逮捕された賢治は、釈放後、恩師から鉱物調査を依頼されて遠野を訪れる。そこで待っていたのは、民俗学者の柳田国男、美しき公爵令嬢エルマらとの貴重な出会いだった。しかしそこへ司祭殺しの大男が再び現われ、エルマを攫い…。エルマの救出に賢治が駈ける痛快冒険活劇!

解説:田口幹人
装画:中村至宏
装幀:bookwall
ISBN-10: 4396344074
ISBN-13: 978-4396344078



★★メディア等で紹介されました。★★



【日本経済新聞に紹介記事】(2018.5.29)


『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』


5月29日付日本経済新聞の夕刊文化欄「宮沢賢治をもう一度――ゆかりの作品、相次ぎ刊行」のなかで、鳴神響一のインタビューが掲載されました。
僕が考える「国際人」宮沢賢治像についてお話しさせて頂きました。

また、文化人類学者の今福龍太先生、作家の長野まゆみ先生の作品と並んで、『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』(祥伝社文庫)をご紹介頂きました。
書影もカラーで掲載して頂き、ありがたいです。

編集委員の中野稔さまには『鬼船の城塞』(角川春樹事務所)のおりにもお採り上げ頂きました。
今回もまことにありがとうございました。

★日本経済新聞電子版"NIKKEI STYLE"のサイトで同一内容の記事がご覧になれます。



【時代伝奇夢中道 主水血笑録に書評掲載】(2018.4.25)


『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』


【時代伝奇夢中道 主水血笑録】
――鳴神響一『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』 賢治、国際謀略に挑む!?

冒頭の部分を引用させて頂きます。

――昨年末から時代本格ミステリ、現代を舞台とした警察ものとバラエティに富んだ作品を送り出してきた作者の新作は、大正時代を舞台とした冒険活劇――それも、あの宮沢賢治が、国際的な謀略事件に巻き込まれ、美しき令嬢を守るために活躍する奇想天外な物語であります。――

三田主水先生は、時代小説の文庫解説や書籍等の解説でご活躍なさっています。
今回作でもありがたいご書評を頂き、本当に感謝しております。
大きなエネルギーを頂戴することができました。

ご指摘頂きましたことは、今後の執筆に必ず活かして参りたいと存じます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。



【時代小説SHOWに書評掲載】(2018.4.21)


『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』



「時代小説SHOW」で、文芸評論家の理流(Riryu)先生に『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』(祥伝社文庫)の書評を頂きました。

【時代小説SHOW】
「さらわれたロシア公女を救え!宮沢賢治の冒険」

最後の部分を引用させて頂きます。

――本書の魅力は、大正という浪漫溢れる時代の雰囲気や激動する国際情勢を巧みに取り入れながら、詩作や童話で本格的な活躍をする目前の、サナギのような宮沢賢治像を見事に描いている点にあります。
しかも、痛快で読み味のよいエンターテインメント小説に仕上げています。――

「影の火盗犯科帳」シリーズ『天の女王』『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』に引き続き、今回作でも、大変にありがたいご書評を頂き、心より感謝しております。
次回作への大きな勇気を頂くことができました。
今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。