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銀河ステーション(Kyoichi's Blog)

栗原武啓さんの津軽三味線ライブに行って参りました!

栗原武啓さんと

栗原武啓さんと

昨夜は、隣町辻堂のスペインバル「ストーン」で開かましれた、栗原武啓さんの津軽三味線トークライブに伺いました。

栗原さんは、2008年に日本フラメンコ協会新人公演のギター部門で奨励賞の栄冠に輝いた、実力派フラメンコギタリストとしても広く名の知れたアルティスタです。
(吉川英治文学新人賞のように、実力派に与えられる大変に重要な賞です)

昨日は栗原さんのもう一つの顔、津軽三味線奏者としてのライブでした。
フラメンコギターは13歳から、津軽三味線はなんと6歳で始めたという栗原さん。どちらも一流という音楽家は、もちろん日本でただ一人です。

額に汗をたぎらせ熱い津軽三味線を弾く栗原さん

額に汗をたぎらせ熱い津軽三味線を弾く栗原さん

栗原さんの三味線を初めて拝聴したときの感動について書いた文章を再掲します。

――緊張感ある音色には、本当に鳥肌が立った。
遠い昔に彷徨った十三湖の葦原が、瞼の裏に浮かび、日本海から吹き付ける冷たい潮風が、頬を駆け抜けるような気がした。

昨日も「アイヤ節」「ヨサレ節」「じょんがら節」などの代表曲を、熱い魂と卓抜のテクニックで、次々に演奏してくださいました。

昨日はトークライブとあって、津軽三味線について、多角的な詳しいお話を伺うことができ、とても勉強になりました。
以前から、津軽三味線とフラメンコに、音楽として相通ずる響きを感じていましたが、その謎が解き明かされました。
ボサマと瞽女(ごぜ)という盲目の演奏家たちが、苦しい人生の中で培い、継承してきた津軽三味線の歴史を伺い、やはり、抑圧されたヒターノが生み出したフラメンコと共通の基盤を持っているのだな、と納得しきりでした。

厳しい瞽女修行が生み出したトランス状態の演奏に端を発するアドリブ奏法についてのお話しを伺い、ジャズとの共通点にも納得しました。
また、ハイヤ節(九州)→佐渡おけさ(新潟)→アイヤ節(津軽)と、北前船が日本海を渡って運んだ歌の歴史のお話しも興味深かったです。

栗原さんの伴奏で「セビジャーナス」を歌う園田さん

栗原さんの伴奏でセビジャーナスを歌う園田さん

白熱の演奏に心躍らせ、貴重な歴史の勉強をできた時間は大満足でした。
ところが、ライブ終了後にはもうひとつのお楽しみが待っていました。
客席には、たくさんのフラメンカがいらっしゃったのです

美味しいスペイン料理をお出しくださったストーンの店長さんが、栗原さんのギター伴奏で、ジプシーキングスの「マイウェイ」を歌ったのがきっかけで、第二のフィエスタが始まりました。

カンテの園田礼子さんが歌う「セビジャーナス」にあわせて、店内はセビージャのタブラオ(フラメンコ酒場)に早変わり。橋本でフラメンコ教室を開いていらっしゃる石田アリサさんを始め、たくさんのフラメンカが踊り出し、店内は熱い渦に包まれました。
園田さんはさらに「ファルーカ」も歌ってくださいました。(大好きな曲なのです)
いままで出逢いのなかった、フラメンカの皆さまとお知り合いになれたことも嬉しかったです。

フラメンカたちとともに

フラメンカの皆さまとともに

栗原さん、素晴らしい一夜をありがとうございました。
また、津軽三味線とフラメンコをまた、津軽三味線とフラメンコを聴きに伺います!

栗原武啓さんのサイト

Canon PowerShot G9x

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第6回角川春樹小説賞を受賞し『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞。
歴史時代小説とミステリを書いています。20年来のフラメンコファンです。

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