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カテゴリー「旅の想い出」の検索結果は以下のとおりです。

ある日の海4 「粟島の桜」

粟島の桜

今年の桜は遅かったが、桜前線が北上してきた。
首都圏でも開花の報を聞いた。
東京大学が秋の入学を検討しているらしいが、我々の中には、入学式は桜というイメージがある。

だが、雪国出身の友人は、入学式=桜というイメージを持っていない。
当然であろう。たとえば、有名な角館の武家屋敷のしだれ桜も、弘前城の桜もゴールデンウィーク頃に開花する。
地域による季節感の違いについては、柳田国男の名著『雪国の春』に詳しい。
ご紹介しようと思ったら、絶版になっているようで残念である。

追記:キンドル版で復刊されていました。
『雪国の春』Kindle版

写真は日本海にぽつんと浮かぶ粟島の桜と静かな春の日本海。
島を去る船の上から撮ったものである。
島開きに沸く粟島を立ち去るのが淋しかった。
これもゴールデンウィークの想い出である。


ある日の海3 「波に襲わる」

波飛沫

ちょっとしつこいかもしれないが、南伊豆の海の写真である。
遊歩道から入江にレンズを向けていたら、風に巻き上げられた波に襲われた瞬間の写真である。
カメラも僕も、しこたま塩水を被った……。
驚いてシャッターを切ってので、とうぜん、写りはよくない。


ある日の海2 「春嵐」

入間海岸の波しぶき

冬の西南伊豆地方の季節風は、恐ろしいほど強い。
南伊豆町にある入間の千畳敷へ出かけたときの想い出だ。

1月の初め、カメラ片手の小説の取材旅行だった。 岬へと続く遊歩道の途上、数十メートルの標高差を持つ坂道の中ほどでのこと、いきなりコップから水を浴びせられたように、顔に水しぶきがかかった。
あわてて、回りを見渡したが、むろん、誰もいない。
しばらく呆然と突っ立っていた僕の、今度は頭から水しぶきが降りかかった。
なんと、海面から巻き上げられた海水が強風に乗って、海抜十数メートルの位置にいた僕の身体を襲ったのである。
今日の一枚をご覧頂ければ、僕の話が誇張でないことがおわかりいただけると思う。
あまり写りはよくないが、遊歩道の出発地点付近で撮影した一枚である。
写真の中央付近、白い靄のように写っているのが、海面から巻き上げられた海水である。
左の防波堤やボートの大きさから推察しても、十数メートルの高さに達していることがわかる。
このような自然現象を何と呼ぶのかは知らない。
だが、強風にいきなり襲われた驚きと頬に当たった潮水の感触は、今も鮮やかに記憶に残っている。


ある日の海1 「静寂の波濤」

南伊豆の海

季節に似合う空の写真が少なくなってきたので、「ある日の空」はしばしお休み。
空の写真を撮るのも好きだが、海の写真も好きである。
しばらく、海の写真をアップしてみようと思う。
今回の写真は南伊豆町の冬の海。
一見のどかなようにも見えるが、実はかなりの強風が吹いている。
波の模様や、海面に映り込んだ雲の影に、西南伊豆地方特有の冬の西風が現れている。


ある日の空25 「東オホーツクの冬」

白銀の斜里岳

東オホーツク地方は、年間を通じて降水量が少ない。
実際に旅してみるとよくわかるが、冬場でも好天に恵まれる日が多い。
東オホーツクの中心地である網走市について、回りの知人たちに聞いてみると、来る日も来る日も晴れない、どんよりとした暗い空のイメージを持つ人が少なくない。

が、これはどうも、高倉健の代表作である『網走番外地』の影響のようである。
参考までに横浜市の統計網走市の統計を掲げてみる。
年間降水量は横浜の半分に過ぎず、冬季でも降雪が少ないことがわかる。
網走市のサイトでも、この土地の気象について、「夏は最高気温が30℃を超える日もあります。また、冬は-10℃以下になりますが、北海道内の内陸部に比べると冷え込みは厳しくありません。最近は積雪の多い年が続いていますが、オホーツク海沿岸は北海道内でも雪の少ない地域です」と紹介している。
知床半島の付け根に位置する網走が、豊かな自然に恵まれていることは言うまでもない。
冬の寒さを除いては年間を通じ季候もよく、人の気風も素晴らしい土地柄だと感じている。

写真は、白銀に輝く斜里岳。12月末の姿である。


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第6回角川春樹小説賞を受賞し、『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。
同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞しました。
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