Home  > Blog 「銀河ステーション」

銀河ステーション(Kyoichi's Blog)

元日の夕暮れ。

夕空2018.1.1


三が日も終わってお仕事が始まった方もいらっしゃることと思います。
今年はお正月休みが短くなりがちなカレンダーかもしれませんね。


写真は元日の夕暮れ。鎌倉の実家近くで撮りました。
山の上の不便なところにあるので、電線がなくて写真が撮りやすいです。
広角レンズを持ってゆけばよかった……。



["New Year's Day"]

"New Year's Day"

幻聴は、テイラー・スウィフトで"New Year's Day”(ABCテレビ公式)
2018年が皆さまにとって素晴らしい年になりますように!

Pentax K-3 + DA☆ 50-135mmF2.8

★★谷津矢車先生に『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』のご感想を頂きました!★★

島の情景


「おもちゃ絵芳藤」(文藝春秋)、「某には策があり申す 島左近の野望」(角川春樹事務所)などで大活躍なさっている歴史時代小説界の超実力派プリンス、谷津矢車先生
ツイッターに『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』の素晴らしいご感想をご投稿くださいました。
あまりに嬉しかったので、谷津先生のお許しを頂いてこちらに転載させて頂きます。 皆さまにも、ご一読頂ければ嬉しいです。


――「猿島六人殺し 多田文治郎推理帖」(鳴神響一 幻冬舎)読了。鎌倉に逗留していた切れ者浪人・多田文治郎はある日、ひょんなことから近隣の猿島で起こった奇怪な連続殺人の検分に同行することになる。文治郎の推理によって明らかになることの真相とは、そして犯人の悲しき動機とは。
いや、本書は実に欲張りです。当初は島にいた六人が「どのように」殺されたのかが焦点となり、やがて「誰が」殺したのかが焦点となり、「なぜ」犯人がこのような凶行に手を止めたのか……と、ハウダニット → フーダニット → ワイダニットと一冊の本の中で三つの論点が提示されている。
実は本書の力点はワイダニットなのですが、その種明かしが終わった後にももう一つワイダニットが入ってくるあたり、欲張りにもほどがある(誉め言葉)。最後の最後まで読者を驚かせようというサービス精神には頭が下がるばかり。
本書におけるワイダニットは江戸時代という時代性を強く映したもの、言い換えるなら現代では成立しえない人間のあわいを据えておられるあたり、時代ものとして手に取られる読者さんにもきっちりとサービスしているのです。
本書とは直接関係はありませんが、猿島は実在します。日蓮上人が猿に助けられたという縁起を持つ島なのですが、太平洋戦争期に基地として整備された経緯もあって軍事クラスタの間では有名な島であります。温かくなってきましたら本書を片手に散策も一興かと(どーも最近入島料を取っている由)。


谷津先生、本当にありがとうございます。
次回作への大きな勇気を頂けました。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。

※写真はイメージです。(ホントは式根島だけど、僕の脳内では宝暦の猿島です)

★★「パセオフラメンコ」のサイトで近刊二作をご紹介頂きました!★★

島の情景2


月刊「パセオフラメンコ」の創立者でいらっしゃる小山雄二社長に、『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』の素敵なご感想を頂戴いたしました。本当に嬉しいです。皆さまにもぜひお読み頂きたいです。

★2018年01月02日 しゃちょ日記/ユニバーサル

同誌は、1984年創刊、世界唯一のフラメンコ専門月刊誌として、フラメンコ界に大きな影響力を及ぼし続けています。
日本のフラメンコ界で、「パセオフラメンコ」を知らない人は、練習生も含めて一人もいないはずです。
2017年7月号誌上では「天の女王」の書評も頂きました。

小山さまのお言葉に大きな勇気を頂くことができました。
作者として力を注いだ部分をご評価頂き、本当に嬉しいです。心より御礼申し上げます。
今後ともご指導、ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。

※写真はイメージです。

★★日経新聞で『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』をご紹介頂きました!★★

『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』(提供:幻冬舎)


日本経済新聞2017.12.30朝刊の「私の3冊」で、文芸評論家の縄田一男先生にご紹介頂きました。

(1)黄砂の籠城(上・下) 松岡圭祐著 (講談社文庫・各640円)

(2)もののふ戦記 小者・半助の戦い 長谷川卓著 (ハルキ文庫・640円)

(3)火喰鳥(ひくいどり) 羽州ぼろ鳶組 今村翔吾著 (祥伝社文庫・740円)

拙著『猿島六人殺し』は、惜しくも次点ですが、4冊目に選んで頂きました。
ちなみに長谷川卓先生は角川春樹小説賞の大先輩(第2回)です。

縄田一男先生は歴史・時代小説の評論については、最も知られるお一人です。
朝日時代小説大賞の選考委員も、長らくお務めになっていらっしゃいます。
中山義秀文学賞の選考委員でもいらっしゃいました。

縄田先生には『鬼船の城塞』単行本版の書評を頂いたご縁で、同作文庫版の解説をお書き頂きました。また「影の火盗犯科帳」シリーズの書評も頂いています。いつもお世話になっております。

縄田先生、本当にありがとうございました。
今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

今宵はスーパームーンですね。

スーパームーン2018.1.2


今宵は月齢15.23の十六夜月。
天文学的な満月は、今日の昼11:24とのこと。
月が地球にもっとも接近し、一年でいちばん大きく見えるスーパームーンです。
晴れている地域にお住まいの方は、ぜひ夜空を見上げてみて下さい。



["How High The Moon"]

"How High The Moon"

幻聴は、ライオネル・ハンプトンで"How High The Moon"
1993年のライブ演奏。いまは亡き巨匠のビブラフォンをたっぷりどうぞ。
テナーサックスのベニー・ゴルソンはじめ共演者もすごいです。
ミュンヘンのLOFTmusicレコードの公式動画です。 ※「YouTubeで見る」をクリックしてください。

Pentax K-3 + DA 55-300mm F4-5.8

ページ移動

ユーティリティ

Kyoichi's Blog

Author

第6回角川春樹小説賞を受賞し『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞。
歴史時代小説とミステリを書いています。20年来のフラメンコファンです。

Entry  Search

エントリー検索フォーム
キーワード

Books


『神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜5 鎮魂のランナバウト』

『神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜4 テディベアの花園』

『鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿 稲村ヶ崎の落日』

『警察庁ノマド調査官 朝倉真冬 男鹿ナマハゲ殺人事件』

『脳科学捜査官 真田夏希 イリーガル・マゼンタ』

『脳科学捜査官 真田夏希 ナスティ・パープル』

『神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜3 夕映えの殺意』

警察小説アンソロジー『偽りの捜査線』

『SIS 丹沢湖駐在 武田晴虎Ⅲ 創生』

『おんな与力 花房英之介 【四】』

『警察庁ノマド調査官 朝倉真冬 網走サンカヨウ殺人事件』