富士とヤマザクラ
- 2017/04/20 11:24
- カテゴリー:お散歩写真
今朝は、この季節には珍しく、富士がくっきりと望めました。
ソメイヨシノは散ってしまいましたが、小出川堤の山桜はまだ元気です。
幻聴は、ケン・カタヤマさんで『最上川舟歌』
三人で詠唱なさった一昨日のステージが鮮やかに思い浮かびます。
※Pentax K-3 + DA☆ 50-135mmF2.8
今朝は、この季節には珍しく、富士がくっきりと望めました。
ソメイヨシノは散ってしまいましたが、小出川堤の山桜はまだ元気です。
幻聴は、ケン・カタヤマさんで『最上川舟歌』
三人で詠唱なさった一昨日のステージが鮮やかに思い浮かびます。
※Pentax K-3 + DA☆ 50-135mmF2.8
昨夜は北千住シアター1010で開催されたADESSO+JapanTour2017の東京公演に行って参りました。
たくさんのオペラや劇団四季の客演ソリストを初め、クラッシック・クロスオーバーの世界で幅広くご活躍なさっているケン・カタヤマさんと、スペインから来日中のホセ・アントニオ・モレスさん、ヴィクトル・ディアスさん。
昨年の七月、月島スペインクラブのライブでその素晴らしい歌声に魅了された三大テノールです。
豊かで色気ある歌声のカタヤマさんの歌声をもっと聴きたくて、九月にはヒルトン東京で開かれたケン・カタヤマさんのバースデイ・ライブにもお邪魔しました。
昨夜は、たくさんのバック陣を迎えての、大変に豪華なコンサートでした。
ケン・カタヤマさんを中心に、オペラのソリストとしてご活躍でパバロッティ賞にも輝く正統派テノールのホセ・アントニオ・モレスさん、スペインの人気ミュージカル・スターであるヴィクトル・ディアスさん。
三人の個性がとてもよく活かされていて、三人三様の圧倒的な表現力と超絶の技巧を持つ歌声に酔いしれ続けました。
700人の会場全体が何度も何度も陶酔のうずに包まれるドラマチックな二時間半のコンサートでした。
ゲストの劉玉英さん、山田姉妹の歌声も素敵でした。
バックミュージャンの皆さまも実力派揃いで、さらに第二部では奥村伸樹さん指揮のオーケストラの伴奏が入って、とてもゴージャスな雰囲気でした。
また、ステージを支える音響・照明・舞台監督などの皆さまのお力も素晴らしかったです。
第一部はイタリアの名曲を中心にメジャーなナンバーが並び、幕開けの『IL CANTO』からどんどん引き込まれていきました。
ケン・カタヤマさんの『THE IMPOSSIBLE DREAM』(見果てぬ夢)は、ご存じ『ラ・マンチャの男』をテーマにしたナンバー。
カタヤマさんのちょっと甘くて豊かな叙情性を持つ歌声の魅力が余すところなく発揮されていました。
三人で歌う『CON TE PARTIRO』から『MY WAY』と続いた第一部のエンディングは、最高の盛り上がりを見せていました。
ゲストの歌姫たちのやさしくつややかな歌声で始まった第二部。
引き続く「ジャパネスク・クロスオーバー」と題した四曲はまさに圧巻でした。すべてカタヤマさんのオリジナル曲です。
スペインと日本の文化の音楽を通じた融合の世界――『天地人組曲』『幻想花』『最上川舟歌』、そして『祈り』が会場にもたらした感動は、本当に大きなものでした。
これからの日本のクラシック方向性のひとつをはっきりと示唆するステージだ。そう、僕には感じられました。
この後のプログラムでは、ヴィクトル・ディアスさんが歌うジルベール・ベコーの名曲『ET MAINTENANT』(そして今は)が小粋で洒脱でした。
また、ホセ・アントニオ・モレスさんが、僕の大好きなプッチーニの『誰も寝てはならぬ』を歌って下さって嬉しかったです。
カタヤマさんのスペイン語と独唱に後から二人が加わる『グラナダ』も最高でした。
終演の『ADESSO~今~』を聴いたときは、終演の淋しさに包まれました。
アンコールの『オー・ソレ・ミオ』でももの足りず、もっともっと聴いていたかったです。
シアター1010にいたすべての人が、三人の歌声と音楽の楽しさを満喫したに違いありません。
終演後は、そんな時間を共有した全員での写真撮影でした。
ステージからカメラを向けられて客席のみんなで「ブラボー!」
初めての経験でした。これもまた楽しかったです。
長時間でありながら、まだまだずっと聴き続けていたい余韻に浸って、ホールから出ました。
ADESSO+の皆さま、感動の時間を本当にありがとうございました。
また、素晴らしい歌声を必ず聴きに伺います。
今回は、イラストレーターでモデルでもいらっしゃる瓜谷茜エヴァさんにお誘い頂き、素敵な時間をご一緒できました。
第二部で歌われた『祈り』のスペイン語訳詞は、エヴァさんの作品です。
お母さまの瓜谷アウロラさんとも、初めてお目に掛かれました。とても明るく豊かな話題をお持ちの素敵な方でした。
お二人とは、スペインのさまざまな話題を初め、楽しいお話しがたくさんできて本当に嬉しかったです。
お二人とも、本当にありがとうございました。また、楽しい時間をご一緒したいです。
【ADESSO+ JapanTour2017】
4月21日には名古屋公演が予定されています。
とても贅沢なコンサート。本当におすすめです!
※写真は瓜谷茜エヴァさん、瓜谷アウロラさんからご提供頂きました。
昨夜の嵐に耐え抜いた桜です。
春の嵐でしたね。お住まいの地域では影響は出なかったでしょうか。
幻聴は、以前にもご紹介しました『アレグリアス』の全曲をお送りします。今朝のこの桜、僕の心のなかでは『アレグリアス』(喜び)のイメージなのです。
バイレ(踊り手)は、アンダルシア舞踊団の女性ソリスト、アナ・モラーレス。一昨年には来日したそうです。
クラシコ(古典的な振り)とモデルノ(現代的な振り)のいいとこ取りで、キレッキレッのアレグリアスです! ole! guapa!(CANAL FLAMENCO公式)
近所の一本桜のソメイヨシノは散ってしまいました。
※Pentax K-3 + DA☆ 50-135mmF2.8
小出川沿いの菜の花です。
朝日があたって鮮やかな黄色に輝いていました。
幻聴は『アレグリアス』(Alegrias=喜び)
『天の女王』の終幕で登場するフラメンコの代表的な曲種です(公式動画)
『アレグリアス』は、何度かご紹介しましたが、今朝はホアン・マルティン(Juan Martin)フラメンコトリオのステージをお送りします。(曲前半の一部です)
アンダルシア出身のホアン・マルティンは"Guitar Player"誌で世界のトップ3に選ばれたギタリストです。
カンテ(歌)はアンパロ・エレディア”ラ・レポンピージャ”
バイレ(踊り手)はルシア・チカーノです。
※Pentax K-3 + DA☆ 50-135mmF2.8
茅ヶ崎の桜、まだ大丈夫です。散る前に、半分葉桜になるかも。
幻聴は、イギリスのヴォーカリスト、アラ・ニ(ALA.NI)で"Cherry Blossom "(公式動画)
※Pentax K-3 + DA☆ 50-135mmF2.8
第6回角川春樹小説賞を受賞し『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞。
歴史時代小説とミステリを書いています。20年来のフラメンコファンです。