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銀河ステーション(Kyoichi's Blog)

Merry Christmas!!

  • 2013/12/24 20:18
  • カテゴリー:函館
ハコダテ特殊部隊?(撮影:鳴神響一)
ハコダテ特殊部隊?(撮影:鳴神響一)

果敢にレンガ倉庫の壁を攀じ上る特殊部隊?
見ようによっては、倉庫のお宝を狙うルパン三世とその仲間たちにも見えなくもない。
これが、草木も眠る丑三つ時ならば……。

ずらりと並んでて、ちょっと可愛い(撮影:鳴神響一)
ずらりと並んでて、ちょっと可愛い(撮影:鳴神響一)

実はこれ、函館の金森赤レンガ倉庫のディスプレイ。
どうして、サンタらしくないのか考えてみたら、みんな痩せてて、背中の袋がしぼんでいるかららしい。
やっぱりサンタさんは、でっぷりとした体型で、プレゼントで一杯に膨らんだ袋を背負っていなければならないのだろう。
函館旧市街は、元は島だったと言うだけあって、海風が大変に強い土地柄なのである。
おまけに赤レンガ倉庫は、道を隔てて船の着岸できる岸壁が延びる位置に建っている。
大きな荷物を背負わせたら、サンタたちは揃って入江に吹き飛ばされてしまうに違いない。
とは言え、こんなディスプレイは、やはり楽しい。

僕は11月の終わりと1月の初めしか訪れたことがないが、函館のクリスマスは、イルミネーションも美しい。
はこだてクリスマスファンタジーというイベントは明日までだが、お正月でも、街はまだまだ輝くイルミネーションに彩られている。
2016年の3月には、北海道新幹線の新青森・新函館(仮称)間も開業する予定だそうだ。
冬の函館に、一度お出かけになってみてはいかがだろうか。

僕の部屋は二階である。今夜、こんなサンタがウチの壁を登ってきたらいいなとも思うが、下の部屋の人が驚くばかりだろう。

なにはともあれ、皆さま、メリー☆クリスマス!

¡Ole! Flamenca! 3「スパニッシュ・コネクション」

スパニッシュ・コネクションの皆さま(撮影:鳴神響一)
スパニッシュ・コネクションの皆さま(撮影:鳴神響一)

素晴らしいフラメンコ・アーティストをご紹介する"¡Ole! Flamenca! " 第三回は"スパニッシュ・コネクション"の皆さまである。
――インドから東欧を経てスペインのアンダルシアへと至るジプシーの道筋を、そこで生まれたフラメンコ・ギター、ヴァイオリン、タブラといった楽器と共に音楽で旅する――
公式サイトより引用)
スパニッシュ・コネクションは、こんな素敵過ぎなコンセプトの下に2000年に生まれた。三人の卓越したミュージシャンは、ほかでは決して聴くことのできない音楽を生み出す。フラメンコをベースにしながらも、音の匠たちが、織りなし編み上げてゆく音のるつぼは、いつも、ワールドワイドでエキサイティングだ。 スパコネが創り上げる音楽のジャンル分けは不可能だし、無意味でもあろう。

今月7日の土曜日を、僕は何ヶ月も楽しみに待っていた。 平塚にあるレストラン・サンタナにスパニッシュ・コネクションがやってくる! ここ数年、サンタナのスパコネライブは欠かさず聴きに行っている。 弦楽四重奏を加えた、大きなホールの豪華なコンサートも楽しかった。 が、スパニッシュ・コネクションの演奏をリニアな環境で聴けるなんて本当に幸せな話である。 一度味わうと、麻薬のように病みつきになるのだ。 今回も音楽の旅を堪能しまくった、大興奮の一夜となった。

平松加奈さん(撮影:鳴神響一)
ヴァイオリンの平松加奈さん(撮影:鳴神響一)

「天は二物を与えるのだ……」 僕は、平松加奈さんにお目にかかると、いつもそう思う。 加奈さんは、ミューズとアプロディーテーの二人の女神に微笑まれた女性だろう。 卓越したテクニックと深い音楽性は、いつも聴く者の心を震わせる。 ステージでは、しばしば、神が降りてきた。音楽の神さまが憑り移っている、と感じさせるのである。 この曲、"Spain〜La Fiesta"をお聞き頂きたい。 ミューズが微笑んだ加奈さんの演奏の素晴らしさを味わえる。 こちらは、スパニッシュ・コネクションではなく、加奈さんのリーダーバンドである "平松加奈 con Armada"のステージである。   演奏中は、神が憑り移る加奈さんだが、ひとたびステージを降りると、とても気さくなお人柄である。 ドギマギしている僕にも優しく声を掛けてくれる。 天から二物ではなく、三物に恵まれた方なのである。 加奈さんには、三年前に、本当にお世話になった。 僕が携わったあるパーティーで、面識もない僕の求めに応じて、演奏に来て下さったのである。 僕にとっては、大事なパーティーだったが、ステージも、PAも、楽屋も、すべてが仮拵えだった。 本当に不十分で、一流のミュージシャンをお迎えできるような環境ではなかった。 それでも、加奈さんは、終始笑顔を絶やさずにいて下さった。 オーディエンスは50人ほどだったが、本当に渾身の演奏をして下さった。 改めて、心よりの感謝を申し上げたい。

伊藤芳輝さん(撮影:鳴神響一)
リーダーでフラメンコ・ギターの伊藤芳輝さん(撮影:鳴神響一)

伊藤芳輝さんのギターは凄い。 リリカルなのに、卓越したギターテクニックに支えられた力強い演奏。 フラメンコ・ギターの表現力が、これほどまでに豊かなものだとは思っていなかった。 伊藤さんのギターを聴くまでは……。 だが、コンポーザー、アレンジャーとしての伊藤さんは、さらに凄いのかもしれない。 今回のアンコール・ナンバーだった『リベルタンゴ』のようなスタンダードも素晴らしいが、実は、伊藤さんのオリジナルナンバーが大好きである。 今回も僕の一番好きな『ファナ・ルビア 』を聴くことができた。 ぜひとも、この演奏を聴いて頂きたい。 伊藤さんの描き出すメロディは、世界的なヒットナンバーとなっても少しも不思議でない。 伊藤さんは、多くのCMソングを手がけ、NHK総合の土曜ドラマ『魂萌え!』など幅広い分野で活躍されている。 僕としては、NHK教育で長期間に渡って放映された、「連続人形活劇 新・三銃士」の仕事が、最も印象深い。 僕は伊藤芳輝さんに、感謝しなければならないのだ。 伊藤さんの創り出す音楽にインスパイアされて、小説を二本、書いているのである。 17世紀ものと18世紀もの、ともにスペインを舞台にした時代ミステリーである。 アレクサンドル・デュマ・ペールの三銃士はご承知の通り、フランスを舞台にした小説である。 だが、僕にとってこのCDは、スペインの街や古城を、存分にイメージさせてくれるものだった。 たとえば、『アトスのファルーカ』は、こんなにも古きヨーロッパを感じさせる。 二本の小説を書いている間は、ずっとスパニッシュ・コネクションのCDを流しっぱなしだった。 伊藤さんの、誰にも真似のできない音楽性で、さらに大きな仕事をされると信じている。 ブログを書いている今も、伊藤さんが演奏中の眉間に皺を寄せた厳しい表情が思い出されるが、 ステージを降りると、こんなにも優しい笑顔の持ち主である。

吉見征樹さん(撮影:鳴神響一)
タブラの吉見征樹さん(撮影:鳴神響一)

北インドの太鼓であるタブラは「世界で一番難しい打楽器」と呼ばれる。 20代の頃、ワールドミュージックにハマっていた僕は、『白熱のラーガ』なんてCDを訳もわからず聴いていた。 一時期は、タブラという北インドで生まれた打楽器の不思議さにハマっていたのだ。 インドの伝統楽器だけに、奏法も独特で、日本人のタブラ奏者は数えるほどである。 そんな中でも、吉見征樹さんのタブラは超絶としか言いようがない。 どうしてこんなリズム感を持っている人が存在するんだろう。 吉見さんの掌は、いったいどうなっているんだろう。 吉見さんが、ステージで見せる超絶のインプロビゼーションには、唸ってばかりである。 このサイトにも記されているが、幅広い分野の一流のミュージシャンと、コンボを組んでいらっしゃる。 中でも佐藤允彦氏と言えば、日本を代表するジャズピアニストである。 僕が高校生の頃、好きだったミュージシャンでもある。 ぜひ、いちど、吉見さんと佐藤氏との共演を聴いてみたい。 一流のプレイヤーでありながら、吉見さんの、おしゃべりパフォーマンスは楽しい。 MCは基本的には伊藤芳輝さんの担当なのだが、時々入る、関西風の突っ込みが最高である。 だが、シリアスな芝居もカッコいいのだと、今回、初めて知った。 今回は朗読活劇というスタイルで、司馬遼太郎の『燃えよ剣』から、 土方歳三の男の死に様を、カッコよく演じてくれた。 いつの日にか、自分の書いた一節を吉見さんに朗読して頂けるよう、 切磋琢磨していきたい。(←おいおい、司馬遼太郎とはタメ張れないだろ……)

伊藤寛康さん(撮影:鳴神響一)
ベースの伊藤寛康さん(撮影:鳴神響一)

伊藤寛康さんは、スパニッシュ・コネクションのメンバーではない。 だが、ライブでもCDでも、スパコネの音楽を、強力に支えるベーシストである。 僕は伊藤寛康さんのいないスパニッシュ・コネクションのステージを知らない。 伊藤さんのベースは、サイトにもある通り、揺るぎ無いグルーブ感に満ちている。 そればかりか、ソロプレイの楽しさと言ったら、タダモノではない。 ベースという楽器をあれほど饒舌に歌わせるベーシストは、数少ない。 それもそのはず、"オルケスタ.デ.ラ.ルス"のベーシストとして世界を股に掛けて活躍されていたのである。 ご存じの方も少なくないと思うが、国連平和賞を受賞し、グラミー賞にノミネートされたサルサバンドだ。 グラミー賞の赤絨毯を踏んだ数少ない日本人なのである。 伊藤芳輝さんからこの話を伺った時には、「なるほど~」と、鼻から息を吐いて納得した。 伊藤寛康さんも、スパコネの三人に負けず劣らず、幅広い分野で活躍していらっしゃる。 リーダーバンド、グルーポ・チェベレI・MA-TOのステージを、ぜひ聴きたい。 なお、苗字は同じだが、ギターの伊藤芳輝さんとは兄弟でも縁戚でもないとのこと。 (面差しが似ているような気がしたんだけどなぁ……) ステージを降りると、春風のようなふんわりとした、ちょっとお茶目なお人柄である。

プロ中のプロ。音楽好きなら、必聴のスパニッシュ・コネクション。 ブログをご覧頂いている皆さまにも、ぜひ、一度、スリリングな音楽の旅を体験して頂きたいと、願うのである。 あなたのMy favoriteに、新たな1ページが加わることだろう。 スパニッシュ・コネクションの皆さま、今回は縦断ツァー中でお疲れのところ、お疲れのところ、お話し頂いたり、お写真を撮らせて下さったりして恐縮でした。本当にありがとうございました。

☆Spanishconnection
☆平松加奈さんのブログ
☆伊藤芳輝さんのブログ
☆吉見征樹さんのサイト
☆伊藤寛康さんのサイト


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湘南ちょっといいお店 1「茅ヶ崎 海渡(Kaito)」

海渡 南口店鉄砲通り店 店長のBOOさん(撮影:鳴神響一)
茅ヶ崎『海渡』(鉄砲通り店)微笑む店長のBOOさん(撮影:鳴神響一)

新しいシリーズを始めたい。
「湘南ちょっといいお店」と題して、僕の大好きなお店をご紹介していきたい。
湘南地方に住んでいるので、いきおい、湘南のお店が中心となることと思うが、時にはほかの地区のお店もご紹介するかもしれない。
第一回は、茅ヶ崎の東海岸、鉄炮通り沿いに店を構えるダイニングバー『海渡』(Kaito)である。


「海渡」は、僕が日頃からお世話になっているお店の№1なのである。
初めてお伺いしてから何年になるだろう。もう、十年を超えるかもしれない。


新鮮な刺身が美味しい。
近隣で採れる野菜を生かしたお料理が美味しい。
だが、それ以上にお店の雰囲気がいい。
落ち着いたインテリアもさることながら、店内の雰囲気がとてもいい。
飲んでいる方々の雰囲気はいつも明るく、ジェントルである。
羽目を外す場違いな酔客で嫌な思いをした覚えはない。
大手チェーン系の居酒屋などでは、「一気呑み」に象徴されるような無粋で馬鹿馬鹿しい飲み方をするグループに遭遇して、最悪の気分になることも少なくない。
その点、『海渡』のお客さんは、場をわきまえた方ばかりだ。
居酒屋さんにとって、これはとても大事なことだと思う。
だから、『海渡』には、常連さんも少なくないが、一見さんと覚しき、二人連れの若い女性客やカップルも少なくない。
駅から少し離れた住宅地にあるが、タクシーで帰って行く客も少なくない。
遅い時間でも安心して飲める大人のお店なのだと思う。


お茶目なBOOさん(撮影:鳴神響一)
お茶目なBOOさん(撮影:鳴神響一)

美味しいお料理とともに、お店の素敵な雰囲気を作っているのが、店長のBOOさんである。
BOOさんはパティシエとして、お菓子作りの腕を振るい、大きなコンテストにも出場した経験をお持ちである。
お菓子作りで培った繊細な感覚が、『海渡』のメニューに活かされていることは言うまでもない。
彼はまた、いろいろな物事に関して、深い洞察力と非常に優れた見識をお持ちである。
BOOさんから伺ったお話の中で、僕が小説を書く上でのヒントを頂くことも少なくない。
手の空いている時には、一緒にグラスを重ねるチャンスにも何度か恵まれた。
酔っ払ってオダを上げ、好き放題、言いたい放題に喋りまくる夜もあった。
でも、そんな時でも、BOOさんは静かに微笑んで僕の話を聞いてくれるのだった。
いつ更新するか判らないこのブログに、日々アクセスし続けてくれていることを、知った時には涙が出るほど嬉しかった。


『海渡』はまた、食べ物屋さんのプロが、仕事を終えて立ち寄るお店でもある。
カフェレストランのスタッフ、お寿司屋さんの親方、焼き肉屋さんのご主人……。
プロが評価するプロのお店なのである。
しかも、『海渡』に集うプロのお店は、みんな美味しく、素敵な人気店ばかりである。
またの機会には、このお店でお目にかかるプロのお店もご紹介したい。


居酒屋、ダイニングバーのイメージが強いが、本当は手打ち饂飩のお店である。
東京と神奈川で育った僕は、正直な話、ウドンはあまり好きでなかった。
子どもの頃から、専ら蕎麦っ喰いで、どんな場合にも進んでウドンを注文した記憶がない。
だが、『海渡』と、もう一軒のお店のウドンを食べてから、すっかりウドン好きになった。
月並みな表現だが、コシがあってのど越しがよい。ダシも讃岐風で美味い。
ラストオーダーまでウドンが頼めるので、ぜひご賞味頂きたい。


BOOさん、火曜日は本当にありがとう。
いつまでも心に残る、海渡の時間となりました。
来週も、オダを上げに行きます……。


【ダイニングバー海渡】
神奈川県茅ヶ崎市東海岸北5-6-27
0467-87-3881
17:00~
定休日:なし

※「海渡」さんは、2017.11.15にリニューアル・オープンしました。
おめでとうございます!
お店の内装などはこの記事と変わっています。
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第6回角川春樹小説賞を受賞し、『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。
同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞しました。
フラメンコファンです。

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