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銀河ステーション(Kyoichi's Blog)

【小岩井の散歩道 第1回】

小岩井農場2018.11.25_01


小岩井農場は岩手山麓の原野に、東北本線が盛岡まで開通した翌年、1891年(明治24年)に開設された当時としては最先端の西洋式農場です。
写真の建造物は明治時代から昭和初期にかけて建設された施設で、国の重要文化財に指定されていながら、現在も使われています。(上丸牛舎と呼ばれる地区のみを見学しました)

写真1:明治39年築の事務所棟は展示資料館となっています。
左の一号レンガサイロは明治40年、右の二号は41年に建造されたものです。日本でもっとも古いサイロで、昭和50年まで使われていました。
後ろの雪をかぶった山は岩手山です。

小岩井農場2018.11.25_02


宮沢賢治は、岩手山と小岩井農場の景色を愛し、何度も散策に訪れています。「小岩井農場」という長編詩も書いており、農場内には詩碑があります。

写真2:左は第二号牛舎、なんと明治41年に建てられた建物。
奥は昭和10年建築の第三号牛舎です。
ともに現在も使われていて、牛に餌をやっている作業員の方がいらっしゃいました。

小岩井農場2018.11.25_03


一時間半程度の短い滞在ではありましたが、この地に立って、宮沢賢治が憧れ求めた近代農業の世界に思いをはせる貴重な経験ができました。

写真3:昭和9年建築の第一号牛舎。この牛舎だけはちょっと中に入れます。 こちらも立派に使われています。



[""Dvořák's“New World”Symphony""]

"Dvořák's“New World”Symphony"

幻聴は、ドヴォルザークの交響曲第9番 ホ短調 作品95『新世界より』(抜粋)
ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏です。

宮沢賢治がこの曲の第二楽章を愛したことはよく知られています。
賢治の愛聴盤は、J.バスターナック指揮ビクター・コンサート管弦楽団のSPレコードでした。
「家路」で知られる第二楽章ラルゴ一部分だけのレコードです。
SPレコードは片面の記録時間が5分程度でした。

Pentax K-3 + DA 18-135mm F3.5-5.6

茅ヶ崎で打ち合わせでした。

モキチフーズガーデン2018.11.26


昨日はご担当編集者さまと、モキチ・フーズ・ガーデンで打ち上げ&新作の打ち合わせでした。

湘南ビール直営店、ビールはもちろん、お料理もとても美味しいお店です。
いろいろな話題が出てきて、閉店近くまでお話しに花が咲きました。
とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

ご担当さま、遠路、茅ヶ崎までお越し頂き、まことにありがとうございました。
新作、楽しい物語づくりに挑戦したいと意欲に燃えております。
今後ともご指導のほど、何とぞよろしくお願い申しあげます。



["Paris sera toujours Paris"]

"Paris sera toujours Paris"

幻聴は、ZAZ(ザーズ)で "Paris sera toujours Paris"(パリはいつだってパリ)(公式)
フランスのジャズ&シャンソン・シンガー。
以前もご紹介した曲ですが、昨夜のお店で流れていたので……。

Canon PowerShot G9 X

松川温泉に逃亡していました。

松川温泉2018.11.23_01


この連休は、原稿を放り出して、岩手県の八幡平直下にある松川温泉に潜伏しておりました。
1年ぶりのお出掛け、遅い夏休みです。

盛岡では、さわや書店さまに田口幹人さまをお訪ねしました。
『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』(祥伝社文庫)の素敵な解説を頂いた御礼を、ひと言だけ申しあげたかったのです。
アポなしで伺ったのにもかかわらず、お忙しいなか、田口さまには快くご対応頂きました。
お目に掛かれて嬉しかったです。心より篤く御礼申しあげます。

松川温泉2018.11.23_02


盛岡は快晴だったのですが、標高800mの松川温泉では吹雪が出迎えてくれました。
そのおかげで、ひと足早く雪見風呂を楽しむこともできました。

松川温泉2018.11.23_02


三枚の写真は、コンデジで撮った初日の松川温泉です。
すっかりリフレッシュでき、岩手の大地から次の作品へのエネルギーをもらうことができました。

さらに昨日は、小岩井農場などの取材もできました。
しばらくは、お散歩写真の代わりに小岩井農場で撮った写真などをアップして参りたいと思います。



["いい日旅立ち・西へ"]

"いい日旅立ち・西へ"

幻聴は、鬼束ちひろで『いい日旅立ち・西へ』(VEVO)
僕は北へ行ったわけですが、まぁ、そこは北へ読み替えて下さい……(゚ー゚;

Canon PowerShot G9 X

今宵は十月十五夜の望月です。

望月2018.11.22


今宵は十月十五夜の望月です。 少し雲が出てきましたが、月影は冴え渡っていますね。
天文学的な満月は明日の夜となります。

明日からしばし消えます。
わたしを探さないで……(笑)



["How High the Moon"]

"How High the Moon"

幻聴は、"The Mike Frost Band"で"How High the Moon"(公式)

Pentax K-3 + DA 55-300mm F4-5.8

「細谷正充賞!」授賞式に出席しました。

細谷正充賞授賞式2018.11.21


昨夜は一般社団法人文人墨客の主催する書評家細谷正充が選ぶ「細谷正充賞!」授賞式に出席致しました。
授賞式は(一社)文人墨客の創立一周年を記念して、神保町に新装なった日本出版クラブの宴会場で華々しく開催されました。
作家・イラストレーター・編集者・書店員の皆さまを中心に、出席者は70名を超え、とても盛大な会となりました。

目利き中の目利きの文芸評論家でいらっしゃる細谷正充先生がお選びになった受賞作は次の五作品です。

・『騎虎の将 太田道灌』上下巻 幡大介(徳間書店)

・『宝島』真藤順丈(講談社)

・『無暁の鈴』西條奈加(光文社)

・『完璧じゃない、あたしたち』王谷晶(ポプラ社)

・『うなぎばか』倉田タカシ(早川書房) 
(敬称略)

受賞者の先生方、まことにおめでとうございます!
写真は細谷正光先生と幡大介先生です。

三宅あみさまが司会をおつとめにになり、(一社)文人墨客を代表して岩田健太郎さまのごあいさつ、細谷正充先生の選評、賞状の授与と受賞者の先生方のお言葉、早見俊先生の乾杯のご発声と、なごやかで華やかなムードのなかに授賞式は進みました。

二部では細谷先生がごあいさつになり、鳴神も細谷先生のトリビアについて、ちょっとだけお話しさせて頂きました。盛り上がった会は塚本靑史先生の中締めでめでたくお開きになりました。
岩田健太郎さまご夫妻をはじめ、運営に携わってくださった皆さま、お疲れさまでした。
素晴らしい会にお招き頂き、本当にありがとうございました。


["Akademische Festouvertüre c-Moll op. 80"]

"Akademische Festouvertüre c-Moll op. 80"

幻聴は、ブラームスの大学祝典序曲。(公式)
トーマス・ファイ指揮のハイデルベルク交響楽団の演奏です。

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第6回角川春樹小説賞を受賞し『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞。
歴史時代小説とミステリを書いています。20年来のフラメンコファンです。

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