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銀河ステーション(Kyoichi's Blog)

散歩道のカワヅザクラです。

カワヅザクラ


今年の茅ヶ崎のカワヅザクラはイマイチでした。
結局、この写真を撮った19日がピークだったようです。


「チェリー・ピンク・チャチャ」

幻聴は、オランダのタンゴ楽団、マランド・オーケストラで「チェリー・ピンク・チャチャ」(Cherry Pink and Apple Blossom White)

1950年にフランスで生まれたスタンダードナンバーです。
ビング・クロスビーを始め、数えきれぬほどのミュージシャンが歌い、演奏しています。
アルフレッド・ハウゼ楽団や熱帯JAZZ楽団のテイクなど、僕も何枚か持っております。

それにしても、脱力感たっぷりの邦題をつけたの誰だよ。
すごくイイじゃないか~♪

今日も元気に!

栗原武啓さんの津軽三味線ライブに行って参りました!

栗原武啓さんと

栗原武啓さんと

昨夜は、隣町辻堂のスペインバル「ストーン」で開かましれた、栗原武啓さんの津軽三味線トークライブに伺いました。

栗原さんは、2008年に日本フラメンコ協会新人公演のギター部門で奨励賞の栄冠に輝いた、実力派フラメンコギタリストとしても広く名の知れたアルティスタです。
(吉川英治文学新人賞のように、実力派に与えられる大変に重要な賞です)

昨日は栗原さんのもう一つの顔、津軽三味線奏者としてのライブでした。
フラメンコギターは13歳から、津軽三味線はなんと6歳で始めたという栗原さん。どちらも一流という音楽家は、もちろん日本でただ一人です。

額に汗をたぎらせ熱い津軽三味線を弾く栗原さん

額に汗をたぎらせ熱い津軽三味線を弾く栗原さん

栗原さんの三味線を初めて拝聴したときの感動について書いた文章を再掲します。

――緊張感ある音色には、本当に鳥肌が立った。
遠い昔に彷徨った十三湖の葦原が、瞼の裏に浮かび、日本海から吹き付ける冷たい潮風が、頬を駆け抜けるような気がした。

昨日も「アイヤ節」「ヨサレ節」「じょんがら節」などの代表曲を、熱い魂と卓抜のテクニックで、次々に演奏してくださいました。

昨日はトークライブとあって、津軽三味線について、多角的な詳しいお話を伺うことができ、とても勉強になりました。
以前から、津軽三味線とフラメンコに、音楽として相通ずる響きを感じていましたが、その謎が解き明かされました。
ボサマと瞽女(ごぜ)という盲目の演奏家たちが、苦しい人生の中で培い、継承してきた津軽三味線の歴史を伺い、やはり、抑圧されたヒターノが生み出したフラメンコと共通の基盤を持っているのだな、と納得しきりでした。

厳しい瞽女修行が生み出したトランス状態の演奏に端を発するアドリブ奏法についてのお話しを伺い、ジャズとの共通点にも納得しました。
また、ハイヤ節(九州)→佐渡おけさ(新潟)→アイヤ節(津軽)と、北前船が日本海を渡って運んだ歌の歴史のお話しも興味深かったです。

栗原さんの伴奏で「セビジャーナス」を歌う園田さん

栗原さんの伴奏でセビジャーナスを歌う園田さん

白熱の演奏に心躍らせ、貴重な歴史の勉強をできた時間は大満足でした。
ところが、ライブ終了後にはもうひとつのお楽しみが待っていました。
客席には、たくさんのフラメンカがいらっしゃったのです

美味しいスペイン料理をお出しくださったストーンの店長さんが、栗原さんのギター伴奏で、ジプシーキングスの「マイウェイ」を歌ったのがきっかけで、第二のフィエスタが始まりました。

カンテの園田礼子さんが歌う「セビジャーナス」にあわせて、店内はセビージャのタブラオ(フラメンコ酒場)に早変わり。橋本でフラメンコ教室を開いていらっしゃる石田アリサさんを始め、たくさんのフラメンカが踊り出し、店内は熱い渦に包まれました。
園田さんはさらに「ファルーカ」も歌ってくださいました。(大好きな曲なのです)
いままで出逢いのなかった、フラメンカの皆さまとお知り合いになれたことも嬉しかったです。

フラメンカたちとともに

フラメンカの皆さまとともに

栗原さん、素晴らしい一夜をありがとうございました。
また、津軽三味線とフラメンコをまた、津軽三味線とフラメンコを聴きに伺います!

栗原武啓さんのサイト

Canon PowerShot G9x

※ブログ内のすべての人物写真について、無断転載・二次利用をお断りします。

小出川のメジロです。

メジロ


今日は風が強かったですね。紅梅が散ってしまわないか気がかりで、昼間から散歩道に出かけました。


通りかかったご老人に「この梅には、よくメジロが来るよ」と教わって、「ふーん」と思っていたら、なぜかすぐに三羽やって来ました。
風が強く枝が揺れるので、このアングルで撮るのがせいいっぱいでした。

メジロ2


被写体ブレしてなかったら、ベストショットだったんですが……( p_q)


「Love」


幻聴は、モーツァルトのフルート協奏曲第二番 K.314 第三楽章。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のサイトから。フルート独奏はエマニュエル・パユ、指揮はマリス・ヤンソンスです。

今井亮太郎さんのソロ・ライブに行ってきました!

ライブ終了後、たまたまお見えだったお誕生日のお客さまに、即興でブラジリアンな「Happy Birthday to You」をプレゼントする今井亮太郎さん。


昨夜は、横浜赤レンガ倉庫のライブスポット「モーションブルー」で開かれました"今井亮太郎 独奏 -Premium-"に行って参りました。
何回もライブに伺っていますが、今井亮太郎さんは日本を代表するブラジリアン・ピアノの名手です。
そんな今井さんが、あの横浜一のライブスポットでソロピアノ・ライブを開かれました。

昨夜のモーションブルー、最初の一音から気魄が凄すぎて、心底、驚きました。 ピアノソロでここまで豊かな表現を生み出せるものかと、心から感動し続けた時間でした。

――ソロで弾いていても、いつもの仲間のフルートが、サックスが、ギターが、ベースが、ドラムスが、マリンバが、音の中に見えているんです。

MCで語られた、こんな主旨のお言葉に、今井さんのソロの素晴らしさの秘密が明らかにされたような気がしました。
そんないつもの仲間のアーティストの皆さまも、客席に応援に駆けつけていました。(今井さんは、ライブの最後に、皆さまをご紹介なさいました)

お客さまの期待に応えて、あちこちに向き直っての写真撮影。全身消耗しきっているだろうに、このサービス精神が素敵でした。手になさっているのが、お母さまの手紙。


いつもながら、今井さんのお作りなる曲は素晴らしいです。
ボサノヴァの父とも言えるアントニオ・カルロス・ジョビンのナンバーにさえ、決して引けを取らない名曲ばかりだと思います。
それゆえ、多くの人々に愛され、テレビをはじめ、日々、たくさんの媒体で流されています。

昨夜のステージでは、画家でいらっしゃった、いまは亡きお母さまが色えんぴつで描かれたやさしい絵手紙の数々がピアノのかたわらに飾られていました。
エンディング、お母さまが亡くなる直前に、今井さんが作曲なさったという「色えんぴつ」。
以前から大好きな美しい曲ですが、昨夜の感動はさらに深いものでした。 拝聴していて目頭が熱くなりました。

ステージが終わった後、外へ出たら、ベイブリッジの上に寝待月が光っていました。ピントが甘いのは許されよ~(゚ー゚;


最初から最後まで、豊かな感動をプレゼントしてくださった今井亮太郎さん。 ほんとうにありがとうございました。

写真1:ライブ終了後、たまたまお見えだったお誕生日のお客さまに、即興でブラジリアンな"Happy Birthday to You"をプレゼントする今井さん。

写真2:お客さまの期待に応えて、あちこちに向き直っての写真撮影タイム。全身消耗しきっているだろうに、このサービス精神が素敵でした。手になさっているのが、お母さまの絵手紙。

写真3:ステージが終わった後、外へ出たら、ベイブリッジの上に寝待月が光っていました。ピントが甘いのは許されよ~(゚ー゚;

Canon PowerShot G9x


「青い瞳のアドリアーナ」

「青い瞳のアドリアーナ」(日本コロンビア公式)
今井さんと赤羽さんがご出演です。
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今夕の近所の白梅です。

近所の白梅
今夕の近所の白梅です。

幻聴は、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」
アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮、hr交響楽団(旧フランクフルト放送交響楽団)の演奏です。


「牧神の午後への前奏曲」

「牧神の午後への前奏曲」(公式動画)

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第6回角川春樹小説賞を受賞し『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞。
歴史時代小説とミステリを書いています。20年来のフラメンコファンです。

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『神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜4 テディベアの花園』

『鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿 稲村ヶ崎の落日』

『警察庁ノマド調査官 朝倉真冬 男鹿ナマハゲ殺人事件』

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警察小説アンソロジー『偽りの捜査線』

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