『鬼船の城塞』ネットショップでも予約開始!
- 2015/06/09 09:36
- カテゴリー:作品・お仕事
鳴神響一 『鬼船の城塞』
☆☆ネットショップでも予約開始しました。☆☆
鳴神響一 『鬼船の城塞』
受賞第一作 いよいよ今週の土曜日、6月13日発売開始です!
~日ノ本の海賊とエスパニア海軍の戦いに大興奮~
――鳴神響一の才能が、大海原に乗り出した。
血が滾る、胸が躍る。なんという面白さだ。――
細谷正充氏(文芸評論家)
将軍吉宗の治政。一人の旗本と海賊たちの交流を描いた感動歴史長編。
受賞作に引き続き、装幀は多田和博さん、装画はヤマモトマサアキさんのゴールデンコンビです。
日本の海賊と18世紀スペイン海軍との激闘。
時代小説ファンはもちろん、フラメンコ・アーティスト、フラメンコ・ファンの皆さまにも、ぜひ読んで頂きたい作品です。
作中にはスペイン好きに楽しい贈り物も……?
今日は、大学時代の恩師、鈴木重生先生を囲んでの同窓会でした。
法学部出身なのですが、僕の大学には教養課程にもゼミがありました。
僕は、フランス文学者で、小説家でもいらっしゃる鈴木重生先生のゼミを履修していました。
このゼミのテーマが、いまの仕事につながる「大衆小説の面白さを考える」だったのです。
テキストは、もう絶版になってしまいましたが、学藝書林の『物語の饗宴』というアンソロジーでした。
先生がお選びになった、この本がスゴい。
Amazonに掲載されている内容紹介によれば……
――直木三十五の時代劇あり、江戸川乱歩の推理小説あり、夢野久作のサスペンスあり、水上勉の説話あり、星新一のショート・ショートあり。小松左京、司馬遼太郎の自選作をも収録。世にも不思議な18の物語。――
この本から、一人一作を選んで、そのゼミ員なりの分析を発表し、みんなで意見を交わし合うという、本格的なゼミでした。
先生は、基本的にはゼミ員の話を黙って聞いていらっしゃるというスタンスだったのですが、時々、鋭い一言を下さいました。
小説のおもしろさ、難しさというテーマについて、先生から教えて頂いたことは、少なくありません。
ちなみに、僕が選んだ作品は、江戸川乱歩の『屋根裏の散歩者』でした。
その頃の未熟な発言を思い起こすと、いまでも顔から汗が噴き出します。
当時のメンバーは23名。実に多士済々なメンツでした。
大学時代は、すごく盛り上がり、先生にもご出席頂いて、自主ゼミや合宿も開催しました。
僕にとっては、専門ゼミ以上に大切な存在でした。
数年前に、同窓会が始まりました。最低でも一年に一回、先生を囲んで小説好きだった30年前のワカモノたちが集まります。10名くらいのメンバーが集まった会もありました。
その上、ただの同窓会ではなく、いまでもゼミをやるのです!
今回は、とても嬉しいことに、『わたしが愛したサムライの娘』を選んで下さいました。
鈴木先生をはじめ、皆さまから貴重なご意見を頂き、本当に素晴らしい会でした。
鈴木先生、ご参加の皆さま、本当にありがとうございました。
昨日のBSQ Beatles Strings Quartet CD発売記念ライブ。
昼の部……「陽光の中へ、ビートルズとともに・・・・・旅のはじまり」
夜の部……「紺青の宵、ビートルズとともに・・・・・しめやかな戯れ」
とても素晴らしいステージでした。
鳴神響一もシナリオで参加させて頂きました。
B.S.Qの洗練された弦の調べは本当に美しかったです!
アルバム以上に力強く、豊かな響きを持つ四人の演奏に、本当に感動致しました。
伊藤さんのアレンジを、確かな技量と圧倒的なパワー、そして深い音楽性で、大塚GRECOに響かせました。
これからのご活躍がますます楽しみなカルテットです。
そして……銀河万丈さんの朗読!
ガンダムのギレン・ザビ役や、なんでも鑑定団のナレーター役で知られる、あの銀河万丈さんです。
なんという豊かな、日本語の表現力なのでしょうか。
昼の部、夜の部を通じて、シビれっ放しでした。
時には、自分自身が書いたシナリオと言うことも忘れて、心が震えました。
B.S.Qの弦楽と、銀河さんの声によって、ビートルズの世界を表現しようという今回の企画。
プロデュースと、すべての楽曲アレンジをなさったのは、ギタリストの伊藤芳輝さん。B.S.Qの生みの親です。
スパニッシュ・コネクションやハイ・クラッドなどのリーダーとしても数々の素晴らしいステージを作り続けていらっしゃいます。鳴神はお世話になりっ放しです。
本番では総監督。朗読部分のSE(効果音)の送出もなさいました。
昼の部、夜の部、七つずつのシナリオは、ビートルズの音楽の世界を、いったん抽象化し、あらためて物語的に構成するという手法で作りました。
一話が、それぞれ三分くらい、ざっくり言うと、朗読劇の形式です。
昼の部では、ビートルズのエピソードを一話だけはさみました。
誰もが一流の表現者である皆さまと、一緒にお仕事させて頂いた鳴神は、本当に幸せ者です。
脚本の書き手に僕を選んで下さった伊藤さんを初め皆さまに、あらためて心より御礼申し上げます。
ぜひ、また、ご一緒に、今回のような楽しいお仕事をさせて頂きたいと思っております。
写真1 左からyuiさん(violin)、新井桃子さん(violin)、伊藤芳輝さん、銀河万丈さん(語り)、鳴神響一、森朱理さん(viola)、島津由美さん(cello)
島津さん、お顔が切れてしまって、本当にごめんなさい。ファンが殺到して、立ち位置が限られていたようです。
写真2 銀河万丈さんと……鳴神の上気した顔を見て下さい。
昨日は、茅ヶ崎でもみぞれ交じりの雨が降るような寒い一日でしたが、いいお天気だった月曜日の散歩道です。
ソメイヨシノもすっかり見頃となりました。
この桜にオオシマザクラという札が掛けられていたのですが……。
僕が知っているオオシマザクラとは違います。
こちらの木にもオオシマザクラの札が掛けられていました。
こっちが僕の知っているオオシマザクラです。
上の写真の桜は、花が鞠のように丸い塊の形で枝についていますが、こちらは、そんなつき方はしておらず、ふつうです。
種としては、同じ種類なのかな?
散歩道の途中にある中学校の桜も満開です。
体育館では、ちょうど始業式が始まっていました。
茅ヶ崎では、火曜日が小中学校の入学式でした。
進級する子供たち、入学する子供たちを満開の桜が出迎えていました。
第6回角川春樹小説賞を受賞し『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞。
歴史時代小説とミステリを書いています。20年来のフラメンコファンです。