ある日の空41 「昨日の夕暮れ」
- 2012/12/14 01:51
- カテゴリー:お散歩写真
今日の夕方、湘南地方の空である。
台風が伊豆諸島沖を通過していったためか、素晴らしい夕焼けに恵まれた。
今日はクルマで30分ほど離れた実家に戻った。
老父が夕ご飯を作ってくれている最中だったので、父の部屋の窓から顔を出して、慌ててシャッターを切った。
ちょっと適当な構図になってしまった。
台風18号が、関東に近寄らず、何よりである。
この先の進路に当たる地方に大きな被害が出ないことを祈る。
次の台風も大過なく過ぎてゆけばよいのだが…。
時には、湘南地方にもこんな夕暮れが訪れる。
そんなわけで連休は出かけたのだが、今回の旅は北信だった。
僕は信州が好きで、それこそ何度足を運んだか覚えていない。
ところが……である。
まだまだ、僕の知らない素晴らしい景色が信州には残っていた。
今回発見したのは、カヤノ平高原である。
なぁんだ、という人は多いのかもしれない。
僕も十年以上前から地名だけは知っていた。
だが、こんなに素晴らしいところだとは……。
木島平村のサイトを見ると、「日本一美しいブナの森」とある。
日本一かどうかはわからないが、とにかく、この森は美しい。
点在するブナの古木は一本ごとに表情が違い、圧巻である。
ジャージーやホルスタインなどが飼われているが、ブナの木陰に休む牛たちもノビノビと暮らしているように見えてくる。
今回は通りすがりに「発見」しただけなのだが、本格的に写真を撮りに、また、必ず訪れよう。
今度はテントを持って行こう。
連休はそれこそ一年ぶりに、ゆっくり出かけることができた。
帰りがけに弁当を食べたのは、こんな場所だった。
美濃戸口近く、牧草地を望む林道に車を駐めると、さわやかな高原の風が吹き抜けていった。
月曜日の八ヶ岳の空は蒼かった。
第6回角川春樹小説賞を受賞し『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞。
歴史時代小説とミステリを書いています。20年来のフラメンコファンです。