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銀河ステーション(Kyoichi's Blog)

昨夜は今井さん、赤羽さん、黒田さんのライブでした!

今井さん、赤羽さん、黒田さんと
左から今井さん、鳴神、赤羽さん、黒田さん
明るい三人と一緒に

昨夜は、平塚のジャズ・バー「ピアノフォルテ」にライブを聴きに行って参りました。
今井亮太郎さん(ピアノ)、赤羽泉美さん(フルート)、黒田清高さん(ドラムス)のスーパーなトリオによる最高のブラジル音楽のステージでした。
こんな豪華なメンバーが、隣町の平塚で演奏して下さることは、本当にありがたいです。

今井さんの音楽。大好きです。
日本でも一、二を争うブラジリアン・ピアノの弾き手として、今井さんは卓越したテクニックをお持ちです。
昨夜はまた、その作曲・アレンジの明るい楽しさ、精緻な美しさ酔いしれる時間でもありました。
「青い瞳のアドリアーナ」をはじめ「紫陽花」や「空を見上げて」など、僕の大好きな素晴らしいオリジナル曲が続きました。
「男と女」や「ルパン三世のテーマ」のブラジリアン・アレンジも楽しかったです。熱演続きの最高に楽しいライブでした。
またも作家鳴神響一のご紹介を頂いて、恐縮してしまいました。


「青い瞳のアドリアーナ」

「青い瞳のアドリアーナ」(日本コロンビア公式)
今井さんと赤羽さんがご出演です。

☆今井さんのアルバムは、こちらで試聴できます。
"コバルト・ダンス~Cobalt Dance~"

そして、赤羽泉美さん。
信州のさわやかな風や清らかな清流を思い出せてくれて心に染み入る赤羽さんのフルート。さらにライブでは、北アルプスの高山の太陽を思わせるパワフルな音楽性が光り輝きます。涸沢や雲の平、千畳敷カールのなつかしい夏の陽差しを思い出しました。
新曲の「月のなる木」や「∮の森」(ト音記号……このフォントはちょっと違うけど)を拝聴できて幸せ。大好きな「風のステンドグラス」も感激でした。
聴く者のこころを大きく震わすフルートなのです。

☆赤羽さんのアルバムは、こちらで試聴できます。
"ホワイト・ボッサ ~Sweet Bossa Cafe~ "

初めて拝聴した黒田さんのドラム。すごいです。
昨夜はタイトな場所ということもあって、エヴァンスのジャズ向きのシンプルなセットをお使いでした。
スティック、ティンバレス・スティック、ブラシ・マレット、バスドラム・マレットを次々に使い分けてのパワフルでデリケートな演奏。ドラムがティンバレスになったり、ティンパニになったり……素晴らしいです。
シンバルやバスドラムに見せる超絶テクニックにもうなりました。

世界的なヒットとなった「夏のサンバ」の作曲者である、かのマルコス・ヴァーリをはじめ、来日するブラジル音楽の巨匠たちが、最初に指名するドラマーは黒田さんなのです。黒田さんは、これから小野リサのツァーのメンバーとして中国へ渡る予定とのことです。昨夜はラッキーでした。

スーパーな三人の生み出す楽しいブラジリアン・ミュージック。
皆さん、どんどんメジャーになってゆかれると思いますが、ずっと平塚にお越し下さることを願っております。
素敵な時間をありがとうございました。また、遠からぬ日にライブに伺います。

※ブログ内のすべての人物写真について、無断転載・二次利用をお断りします。

『影の火盗犯科帳』第二巻が刊行されます!

影の火盗犯科帳』〔二〕(画像提供:角川春樹事務所)
『影の火盗犯科帳』〔二〕
~忍びの覚悟(画像提供:角川春樹事務所)

『影の火盗犯科帳』第二巻~忍びの覚悟が10月15日に角川春樹事務所より刊行です!
第二巻でも、火盗改方、山岡景之の活躍にご期待下さい。
今回も宇野信哉さまの装画がカッコイイです!

ケン・カタヤマさんのライブ&パーティーに行って参りました

カタヤマ・ケンさんと
カタヤマ・ケンさんと
左は石黒みな子社長(写真のご提供も)

9月10日の土曜日はヒルトン東京で開かれたテノール歌手ケン・カタヤマさんのライブ&パーティーに行って参りました。

7月に"ADESSO+"の月島スペインクラブ・ライブで、お知り合いになれたケン・カタヤマさん。
あのおり、少しだけその歌声を拝聴する機会があり、コンサートに伺いたいと思っておりました。今回、お誘い頂いて、夢がかないました。

元テレビ朝日アナウンサー野崎由美子さんの司会で始まった"ケン・カタヤマ Birthday&スペイン凱旋記念Party"
紋付袴で登場されて詠唱なさった「最上川船歌」に、まずは感嘆致しました。
のびやかで豊かな歌声が、ニュアンスも美しく会場に響き渡りました。
リリカルでありながらも洗練された歌声が、つよく心に訴えかけてきます。
いままでテノール独唱に触れる機会が少なかった僕としては、"ADESSO+"に続いて、その新たな魅力に出遭えたように思います。

ケン・カタヤマさんはたくさんの作詞・作曲をなさっていますが、オリジナルソングの独唱もとても素敵でした。
素晴らしい歌声に、まさにしびれっぱなしの時間でございました。
小泉たかしさんによるピアノ演奏をはじめ、ゲストミュージシャンの方々による「ケン・カタヤマの世界」も楽しかったです。

また、現地で大好評だったスペイン・ツァーのようすをビデオで拝見することもできました。
このツァーに参加なさったシャンソン歌手の林夏子さん、ヴァイオリニストの田尻かをりさん、チェリストの中島真理さんとも、月島以来の再会ができました。
皆さまと楽しくお話しすることができ、とても嬉しかったです。

日本ピアノギャラリーを経営なさっている石黒みな子さんにお声をお掛け頂き、二次会にも参加させて頂きました。
カタヤマさん始め、皆さまとゆっくりお話しできました。ありがとうございました。
また、コンサートに伺いたいです。素敵な時間をありがとうございました。

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江戸川乱歩賞の授賞式に行って参りました

第62回江戸川乱歩賞授賞式


9月9日の金曜日には、第62回江戸川乱歩賞の授賞式に行って参りました。
受賞作は佐藤究(さとうきわむ)さんの『QJKJQ』です。
現代の『ドグラ・マグラ』とも称されて、大変に評価の高い作品です。
学生時代は夢野久作に影響を受けていた僕としては、ぜひとも拝読させて頂こうと思っています。

主催者である日本推理作家協会の代表理事、今野敏先生のご祝辞に始まった授賞式。 後援する講談社の野間省伸社長、同じくフジテレビの亀山千広社長のごあいさつが続きます。
選考委員代表の有栖川有栖先生による作品講評の後は、受賞者である佐藤さんの喜びの言葉。
印象に残ったのは「言葉は神」であり、我々小説を書く者は「神の道化」であるという言葉でした。月子さん作のマンガ『最果てにサーカス』から引用されていました。

「言葉は神である」というのは、新約聖書にある叙述ですが、長いこと忘れておりました。
佐藤さんのごあいさつに触発されて、ここでいう「神」とは、現代においていったい何を指すのだろうか、と授賞式から考え続けています。
いまのところ、答は見つけられておりません。

最後に赤川次郎先生の音頭で乾杯。
日本推理作家協会の主催だけに、なんとも豪華な顔ぶれがステージに勢揃いでした。
会場には西村京太郎先生を始めとする大御所、大先輩の先生方や、各出版社の編集者さまなど、たくさんの方がお祝いにかけつけ、とても華やかな会でした。
祝賀会では、たくさんの作家・文芸評論家・画家の先生方や、編集者の皆さまとお話しすることもでき、有意義な時間を過ごすことができました。

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"平松加奈 SPECIAL PROJECT"ライブ、生涯、忘れられぬ夜!

平松加奈さん
ジプシージャズ・ヴァイオリンの第一人者
平松加奈さん

昨夜は、平塚のレストラン&バー「サンタナ」で開かれた"平松加奈 SPECIAL PROJECT"のライブに行って参りました。
昨年の七夕の夜に続いて二度目です。大好きなミュージシャンたち4人の熱い協演。本当に楽しすぎる時間でした。

タンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」から始まったステージに、瞬間的に僕は引き込まれました。
ヴァーチュオーゾ(名人)4人が、数々の名曲を独創性あふれるジャズ・アレンジで、超絶のテクニックによってさらりと演奏してしまう。
リリカルでパワフル。繊細かつ大胆!
鳴神が大好きな音楽をいっぱいに詰め込んだ玉手箱のようなライブでした。
言葉に尽くしがたい素晴らしい時間を過ごすことができ、身体のすみずみまでパワーを頂け、美しいもの楽しいものをたくさん充電致できました。執筆への大きな力となります。

メンバーの皆さんと
メンバーの皆さんと
左から新澤健一郎さん(P)、伊藤寛康さん(B)、鳴神、平松加奈さん(Vln)、海沼正利さん(Perc)

メンバーは次の皆さまです。(敬称略)
・平松加奈(ヴァイオリン)
・新澤健一郎(ピアノ)
・伊藤寛康(ベース)
・海沼正利(パーカッション)

昨夜も"平松加奈 SPECIAL PROJECT"のアルバム"Limelight"の収録曲は全曲演奏してくださいました。
平松加奈さんは2014~15年にNHKで放映された三谷幸喜脚本の連続人形劇『シャーロック・ホームズ』の音楽を全編担当されました。そのテーマ曲も素晴らしい演奏でお聞かせ下さいました。
メンバーの皆さまの横顔や楽曲については、昨年のライブの際に書いたブログ記事で詳しくご紹介しています。
お時間の許す方はご覧頂ければ幸いです。

平松加奈さんと
平松加奈さんと

そして……昨夜は生涯忘れられない夜となりました。
ステージでは新澤健一郎さん作曲のNHK-BS「本棚食堂」のテーマが始まりました。
続けて、海沼さんが何かを作っているパントマイム……「あれ。丸いからケーキかな……」 続けて"Happy Birthday to You"が、見事なジャズアレンジでスタートしました。 ステージでは海沼さんが何かを作っているパントマイム……「あ。ケーキかな……」
続けて"Happy Birthday to You"が、見事なジャズアレンジでスタート。
サンタナのスタッフの方が隣のテーブルに五本のロウソクの灯ったケーキを届けます。
「ああ、僕と同じ誕生日の人がいるんだ。あんなにお祝いして貰って、なんて幸せな人なんだろう」と思っていたら、なぜかステージや同じテーブルから笑い声が響きます。何かの間違いが起きたようです。
するとスタッフさんが、僕の目の前にケーキを置くではありませんか……。
ケーキがテーブルに来ても、まだ意味がわからなくて、吹き消すのに戸惑っていて皆さんにご迷惑をお掛けしました。
ロウソクが消えた瞬間、遡ってすべてが理解できて、身体中を喜びが駆け巡り、口がきけなくなってしまいました。
素晴らしいプレゼントを本当に本当にありがとうございました、
生涯忘れられぬ文字通りの大感激の「ハッピー☆バースデイ」となりました!

ステージの平松加奈さん
ステージの平松加奈さん

最後には、平松加奈さんのMCで作家、鳴神響一のご紹介まで頂きました。
僕は本当に本当に幸せ者です。
皆さま、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

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第6回角川春樹小説賞を受賞し『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞。
歴史時代小説とミステリを書いています。20年来のフラメンコファンです。

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